面積が484㎢ある黄埔区は、広州市11区のうちの一つであり、国家経済技術開発区、ハイテク区(高新区)、保税区、輸出加工区でもあります。当区は、中新広州知識城、広州科学城、臨港経済区、及び、広州国際生物島の4部分で構成され、そのうち、知識城は中国とシンガポールの両国による共同開発プロジェクトで、国の知識センターになることを目指しています。また、区政府が所在する科学城は、中国のスマートファクトリーセンターに、広州国際生物島は、世界トップレベルのバイオ医薬とバイオセキュリティ研究開発センターになることを目指し、黄埔港は、広州二つ目のCBDであり、新たな貿易イノベーションセンターになります。
2021年、全区の区内総生産は4,000億元、税収は1,400億元を上回り、一定規模以上の工業総生産は8,771億元に達しています。複数の経済指標が全国219個の経済開発区のうち、1位になっています。
当区は、IAB、NEMをはじめとする戦略的新興産業を重点的に取り組んでいます。現在、新世代の情報技術、自動車、化学工業、エネルギーという四つの千億レベルの産業集積、及びバイオ医薬、新材料、食品・飲料、金属製造という四つの五百億レベルの産業集積が形成しています。
世界100以上の国・地域と貿易関係を持つ当区には、4,200社あまりの多国籍企業があり、中国で多国籍企業による投資が最も多い区域の一つです。当区におけるグローバル500による投資プロジェクトは200以上あり、上場企業は70社があります。2019年、当区は国連からグローバル優秀投資促進機構大賞を受賞し、中国で唯一受賞した部門となりました。また、国の投資促進機構及びプロジェクト大賞も3年連続で受賞しています。
「十四五」期間中、当区は万億レベルファクトリーを中心とする現在産業体系の構築を推進し、八つの基幹産業をベースに、新世代の情報技術、バイオ技術の世界トップレベルの新興産業集積を作り上げ、集積回路、新材料、グリーンエネルギー、ハイエンド装備という四つの戦略的新興産業集積を育成すると共に、自動車、コスメ・ヘルスケアの先進製造産業集積を強化し、量子ネットワーク、脳科学と脳型知能、光通信とテラヘルツ波などの先端産業を先行的に配置し、製造・科学技術に強い区になることを目指しています。
当区は、イノベーションドリブンの発展を貫き、科学技術のイノベーション力を向上し続けます。現在、当区には、1,000以上の科学研究機構、1,000人以上のハイレベル人材、2万社以上の科学技術企業が集まっています。科学技術のイノベーション力は全国の経済開発区のうち、1位に輝いています。
黄埔区と広州開発区は、手厚い助成政策を打ち出し、全国を先行して、産業発展を促進する4つの「黄金10条」、人材と知的財産権に関する二つの「美玉10条」で構成した政策体系を公表しました。さらに、水素エネルギー10条、グリーン10条、バイオ医薬10条など一連の産業政策を相次いで打ち出しています。
黄埔区と広州開発区は創立したときから、日本や世界各地域の投資者と共に歩んでまいりました。これからも、効率高くて便利な、投資者が安心できるビジネス環境を創り続けることをお約束致します。